同じ香り
誰かと同じ香りを身にまとうことは出来ない。
「誰かの香りが気に入ったから」
という理由で同じものを使ったとしても、
それぞれの個人によって、
最終的には全く異なった香りに変化してしまう。
香りは人真似が出来ない。
なぜなら
香りが化学物質である以上、
個人の発する化学物質と相まって
複雑な反応を起こすことはやむを得ないことだからだ。
使用した香り自体は、
外部から取り入れたものであり、誰にとっても同じ存在である。
しかし、
それを使用した結果、
どのように変化するかは極めて個人に特有のものなのだ。
誰かにとって素晴らしい香りであっても、
別の人には全くふさわしくないものになり得る理由は
このあたりにありそうだ。
そうした意味では、
香水のボトルからではなく、
「大切な人」
というフィルターを通した香りが一番素晴らしい。
あたしは、はっと気付きました。
香水って、それ自体はたいしたことはないのです。
ぴったりと似合う人がつけたときに、花開くものなのです。
(マリア=グリーペ作 “それぞれの世界へ”より引用)
香りだけではない。
知識や情報などの全てのものに関して同じことがいえる。
外側から取り入れたものは、
内側から滲み出たものによって個別的に変化してしまう

0 Comments:
Post a Comment
<< Home